ZTE F660P・F2886S Wi-Fiルーターの特徴とポート開放設定の説明

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NURO光 ZTE F660P&F2886Sの特徴

NURO光2Gbps又は10Gbpsを契約すると貸出されるWi-FiルーターZTE(中国製メーカー)「F660P&F2886S」はWi-Fi6規格でIEEE802.11b/g/n/a/ac/ax(2.4GHz・5GHz)無線LAN接続に対応します。

Wi-Fiの最大接続速度は5GHz帯160Mhz帯域幅まで対応するので802.11ax理論値では最大接続速度4.8Gbpsです(F660PとF2886S共通)。

有線LANポートは3(F660Pは1000BASE-T・F2886Sは10GBASE-Tが1つで残りは1000BASE-T)+ターミナルアダプターポート(ひかり電話用)が1つ用意されています。

NURO光2Gbps回線を私が実際に契約して速度を測ってみるとダウンロード速度は平均200Mbpsでした。地域や基地局からの距離等も影響しているとは思いますが、1000Mbps以上のダンロード速度は期待しない方が望ましい。

NURO 2Gbpsコース ダウンロード&ping応答速度

注意点、コミュファ光が提供するF2886S(LANポート4)とNUROが提供する「ZXHN F2886S」(LANポート3&TAポート1)は若干仕様が異なります。

性能表

ZXHN F2886S(10ギガ&コミュファ提供製品と仕様は異なる) ZTE F660P
メーカー ZTE(China)
有線WAN/LAN最大速度 10Gbps(5Gbps・2.5Gbps)x1 1000Mbpsx2 (残る1つはTA用) 1000Mbpsx3 (残る1つはTA用)
5GHz帯無線LAN最大速度(IEEE802.11ax規格) 4800Mbps
2.4GHz帯無線LAN最大速度(IEEE802.11ax) 1147Mbps
対応無線LAN規格 IEEE802.11b/g/n/a/ac/ax
MU-MIMO 非公開
メッシュWi-Fi 非対応 別途メッシュWi-Fiを購入すれば構築可能
簡単無線LAN設定 WPSプッシュスタート対応
無線LAN電波の強さ 確認中
対応無線周波数 2.4GHz/5GHz
アンテナ数(内蔵) 非公開
LANポートのクロスストレート切り替え機能 Auto MDI/MDI-X (自動でストレートとクロス切り替え機能付き)
対応インターネット NURO光のみ
動作モード ルーターモードのみ
LAN以外のインターフェース ひかり電話用TAポート
搭載サーバー機能 DDNS(防犯カメラやファイルサーバ運用ドメイン設定)
QoS 帯域制御機能 無し
動作温度 0度から40度まで
最大同時接続台数 非公開 ZTE F660Pを使っているがスループットは若干よくない

F660PとF2886Sの面白い機能 (LAN&Wi-Fi設定)

F660PのWi-Fi機能を調べていたら、なんと2.4GHzと5GHz帯でそれぞれ4つのSSIDを設定が可能に。しかもネットワーク分離機能があるのでプライバシー保護にもなかなか優れた機能を持たせています。

加えてそれぞれのLANポート(無線LAN含む)に対してローカルのみやインターネットのみに設定が可能。IPv6側のDHCP制御にもセキュアな設定項目がある。

ワイヤレスローカルエリアネットワークのホワイトリスト設定やブラックリスト設定もある。ただ、個人宅でこれほどのSSID制御が必要なのかは疑問。

ルーターの設定画面を開く

IPアドレスが固定できたらルーターの設定画面を開いてください。

ルーターの設定画面を開くにはブラウザのURL欄に「http://192.168.1.1/」を入力して開いてください。

ログイン画面に入力する情報としては

  • アカウント admin
  • パスワード 自分で一番最初に設定画面を開いたときに決めた任意のパスワード

一番最初のログインパスワードはルーターの横に記載されているWi-Fiパスワードでログインするのだが、その後すぐに自分でパスワードを設定する画面に切り替わります。パスワードを設定したらサイドログインを行って頂くと設定画面を表示する事ができます。

一番最初にログインする際に必要なパスワードは本体横にシールで貼り付けされている暗号キー(Wi-Fiのパスワードでもある)を入力します。

ポート開放準備 IPアドレスを固定する

ポート開放するパソコンやその他家庭用ゲーム機のIPアドレスを固定します。

  • IPアドレス 192.168.1.50 (192.168.001.050)
  • サブネットマスク 255.255.255.0 (255.255.255.000)
  • デフォルトゲートウェイ 192.168.1.1 (192.168.001.001)
  • 優先DNS(プライマリ) 192.168.1.1 (192.168.001.001)
  • 代替DNS(セカンダリ) 8.8.8.8  (008.008.008.008)

カッコの値は防犯カメラや任天堂端末の設定値です。
IPアドレス固定手順は以下のページを参考に設定してください。

ポート開放設定を追加する

ポート開放する設定画面は「ファイアウォール」を開いて

右上の三角矢印をクリックしてメニューをスライドさせます。

ポート転送メニューを開くとポート開放設定を追加できます。

補足、任天堂スイッチのプレイステーションはDMZを適用してください。

ポート開放設定例、TCP/80で説明致します。

  • オン・オフはオンにチェックを入れます。
  • 名前は任意の設定名、英数字で入力(例、http)
  • プロトコルはTCPを選択
  • WAN接続はオートセンスのままで良い
  • WAN側ホストのIPアドレス範囲は「0.0.0.0」~「0.0.0.0」とすることでany接続させる事ができます。
  • LAN側ホスト 192.168.1.50(ポート開放させる端末のIPアドレス)
  • WANポート「80」~「80」
  • LANポート「80」~「80」
  • 入力できたら設定ボタンをクリックして保存

以上です。

ポート変換方法

ポート変換も可能です。例えば防犯カメラ2台両方とも80番で接続している場合、外部アクセスはそのままだと一台だけしか接続できませんが、以下の様にポート変換してあげる事で複数台外部接続が可能になります。

  • オン・オフはオンにチェックを入れます。
  • 名前は任意の設定名、英数字で入力(例、http2)
  • プロトコルはTCPを選択
  • WAN接続はオートセンスのままで良い
  • WAN側ホストのIPアドレス範囲は「0.0.0.0」~「0.0.0.0」とすることでany接続させる事ができます。
  • LAN側ホスト 192.168.1.50(ポート開放させる端末のIPアドレス)
  • WANポート「8080」~「8080」
  • LANポート「80」~「80」
  • 入力できたら設定ボタンをクリックして保存

こうすることで外部から8080番をしていする事で追加の防犯カメラに外部アクセスする事ができるようになります。

 

任天堂スイッチやプレイステーション4のポート開放はDMZを設定してください

任天堂スイッチやプレイステーションのポート開放する場合は多数設定が必要になるので、仮想グローバルIP通信を可能にするDMZ適用してください。

注意、DMZとポートマッピングは併用設定できません。ポートマッピングが存在する場合はそちらが優先されDMZは無効になります。

ルーター設定画面上メニュー上部のメニューの「ファイアウォール」から「DMZ」を開きます。

  • DMZ・オン/オフはオンにチェック
  • ホストアドレス 192.168.1.50
  • 設定をクリック

以上で設定完了です。ポート開放できているかを調べるにはオンラインルームのNATタイプをご確認ください

もしもポート開放してもNATタイプが切り替わらない場合は

ファイアウォールを開くとセキュリティレベル設定項目があります。

これを低あたりに変更してNATタイプが改善しないかお試しください。

IPv6でも繋がっているのでセキュリティレベルオフは設定しないようにしてください。

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