ハマチ(hamachi)でVPNメールサーバ

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ハマチ 正式名 Logmein hamachi
簡単に仮想プライベートネットワークを構築出来るハマチを使って、仮想プライベートネットワークメールサーバの構築をやってみよう。ハマチのVPNならNAT超え設定の必要もなく安全に運用することが出来ます。今回はWindowsで簡単に構築出来る方法を説明します。クライアントはLinuxやMACOS等ハマチを動作させる事が出来るPCであればVPNメールサーバへアクセスさせる事が可能です
【準備するもの】
ハマチ 正式名 Logmein hamachi
https://secure.logmein.com/products/hamachi/vpn.asp?lang=ja
BlackJumboDog(BJD)WEB・メール・proxy・DHCP・DNSサーバ一式を搭載した統合サーバツールです。もちろんVPN側だけではなくWAN側にもサーバを公開出来ます。
BJDの入手先は開発元SapporoWorks様より入手下さい。

設定手順
ハマチとBJDの準備が出来ましたら、VPNへそれぞれのクライアントを参加させます。(今回テストでNAT超えに用意したクライアント二つを使って説明させて頂きたいと思います。)
まず一番上にあるのは自分のVPN上で使用するIPアドレスです。他はハマチネットワーク(VPN)へ参加しているパソコンのIPアドレスです。
注:VPNアドレスなのでアドレスではWAN側通信は出来ません。ハマチネットワークへ参加しているパソコンのみWAN間通信が可能となります。
問題のVPNメールサーバホストを開始するのはどのアドレス元で運営すればいいのか?

ハマチネットワークの場合、仮想プライベートネットワーク上でのポート番号制限は一切ありません。なので何れかのネットワーク参加パソコンでメールサーバを動作させ、設定すればVPNメールを運用できます。
サンプルアドレスだと
5.14.189.217
5.14.191.177
5.15.70.148
何れのパソコンでもホストを可能。今回は5.14.189.217のパソコンでメールサーバを開始する設定にて説明させて頂きたいと思います。
この場合、メールクライアントは 5.14.189.217、5.14.191.177、5.15.70.148の三台となります。


ここまでがハマチの説明で、後はメールサーバ及びクライアント側の設定説となります。
BlackJumboDog(BJD)の設定手順
BJDの設定からメールサーバを選択します。メールサーバ設定ダイアログ画面が出ますので、メールサーバを使用するにチェックを入れると図のように設定項目が表示されます。

BJDメールサーバ基本設定
まずハマチネットワークのIPアドレスを確認します。5.14.189.217でメールサーバを開始するので、BJDメールサーバに待ち受けるネットワークに設定します


待ち受けるネットワークをそれずれ、BJDメールサーバを動作させるハマチネットワークのIPドレスを指定します。
127.0.0.1とlocalhostしても構いませんが、完全VPNとする場合はこの設定の方が好ましいでしょう。

ドメイン名
好きなドメイン名を付けます。
サンプルではkagemaru.jpとしてみました。
この場合VPNでのメール関連は アカウント名@kagemaru.jp(VPN限定)となります。

基本設定は以上です。SMYPポート番号とPOPポート番号はクライアント側設定の変更も必要になるので、わからない方はそのままのSMTP25
POPは110としてください。わかる方は任意のポート番号に変更頂いても問題なく通信可能です。
BJDメールサーバ中継許可設定
次にVPNでメール中継を許可する設定を行います。
名前 任意の名称
アドレス ハマチネットワーク参加のIPアドレス
VPNメールに参加する全てのハマチネットワークIPアドレスを登録します。

次にそれぞれのアカウントを割り当てます
まずmasterアカウントを設定します。既存のmasterアカウントをクリックして変更下さい
アカウント名 master メールアドレスはサンプルで設定したkagemaru.jpなので
master@kagemaru.jpとなります
パスワード 任意のパスワードを入力しなおし
コメント 管理者のままで構いません
変更ボタンをクリック
次に個別のクライアント用任意のアカウント名を作成します。サンプルでは以下のものを追加してみました
アカウント名 hamachi-osaka
コメント VPN大阪
アカウント名 hamachi-tokyo
コメント VPN東京
パスワードはそれぞれ任意のパスワードを設定
それぞれのアカウントが追加完了できましたらOKボタンで設定完了です。

以上でBJD側の設定は完了です。最後にメールクライアントの設定説明です(WindowsMailでもOutlookExpressでもLinux、MACメールサーバも基本的には同じになります)
BJDメールサーバ用クライアント設定の説明
各VPNメールに参加するクライアントは以下の設定情報を基本に設定します
メールサーバ名
SMTP
POP
それぞれBJDに設定頂いた待ち受けるネットワークIPアドレス(サンプル
以下の設定はmasterの設定です
ドメイン名は任意で指定したkagemaru.jp
以下はmicrosoft outlookでの設定サンプル図です。

その他、OutlookexpressやWindowsMailでの設定サンプルです。
設定サンプル値はサンプルで設定した内容で、クライアント名サンプルはhamachi-osakaで設定
表示名は任意で構いません

電子メールアドレス
設定したクライアント名 例hamachi-osaka ドメイン名もサンプルで設定したkagemaru.jpとなるので
hamachi-osaka@kagemaru.jp と入力します

サーバ名はサンプルで設定した、ハマチIPアドレス

ユーザー名はBJDのサンプルアカウントで設定したアカウント名及びパスワードを設定します

以上で完了となります
少しわかり辛いとは思いますが、localhostとは切り離してVPN割り当てアドレス内で考えて頂くとうまく設定できると思います。また何か不明な点があればソフトウェア別ご質問までご連絡させて頂きましたらわかる範囲でお返事させて頂きます。

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