RT-500KI ポート開放設定の説明

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2014年4月リリースのNTT公式ブロードバンドルータRT-500KI(NTT西日本)のポート開放手順とその他通信関連に必要な設定説明です。NTT公式説明には4月の時点では説明がないのですが、取り扱い説明書によると別途NTT西日本無線LANオプションに加入しSC-40NE「2」無線LANカードをRT-500KIに差し込むとIEEE802.11ac(draft)超高速Wi-Fi接続を可能とする最新ブロードバンドルータの様子です。新機種に取り替えたい場合は0120116116へ相談されると良いと思います。その他の特徴としましては、有線WAN/LAN側はもちろんギガビットインターネットに対応の1000BASE-Tまでに対応し、無線LAN機能は5GHz/2.4GHz帯マルチサポートする様子でIEEE802.11b/g/n/aにも対応します。暗号化方式はWPAはもちろんWEPもサポートするので古い無線端末もインターネットに繋ぐことが出来ます。
その他のルータの機能としましては、WAN→LAN中継に対応Magic Packetを使いLAN側にブロードキャストさせるサービスがありますのでWOLで外部から(スマート・フォンやタブレットで外部起動可能)パソコンを起動させる事が可能です。L2TP/IPsec対応のVPNサーバ機能にUSBポートを一つ持ち外付けHDDやフラッシュメモリを取り付けてファイルサーバとして利用することも可能です。

設定画面を開く

パソコン又はスマート・フォンから設定画面を開きます。http://192.168.1.1又はhttp://ntt.setup/アドレスをブラウザのアドレス欄へ入力しEnterキーを押すとログインの画面が表示されるのでユーザー名にuserを入力、パスワードは一番最初にルータの設定画面を開いた方が決めたパスワードを入力下さい。

ログイン画面ではなくエラーとなる場合はルータにログインできないページを参照下さい

準備IPアドレスを固定する

ポート開放したい端末のIPアドレスを固定します。

IPアドレス:192.168.1.50
サブネットマスク:255.255.255.0
デフォルトゲートウェイ:192.168.1.1
優先DNS:192.168.1.1
代替DNS:空欄で構いません。
IPアドレスを固定できたら必ずパソコンを再起動下さい。 問題なくインターネットに接続できる事を確認できたらゲーム機の方はこちらのDMZを適用ください。通常のシステムの方は続けて以下の方を参考に設定頂けます。

ポート開放する

設定画面を開いたらトップページに表示される接続先名の何れが有効(アクティブ)な接続先に設定されているかを確認下さい。概ねメインセッションが有効な接続先だと思われます。メインセッションが有効である場合はそのまま続けて設定手順を参照下さい。メインセッション以外セッション2や3が有効な接続先の場合少し要点がありますのでBBSまで気軽にお問い合わせ頂ければサポート致します。

次に詳細設定を開き静的IPマスカレードメニューを開きます。ここに必要な情報を入力してポート開放設定を追加します。尚静的NAT設定とワンタッチ設定でもポート開放できるのですが一番有線処理されるのはメーカー公式説明では静的IPマスカレードが最優先されるとの事。

静的IPマスカレード画面エントリ1から編集ボタンを選んで設定項目を表示させる事が出来ます。注意事項、メインセッション以外の接続設定が有効な場合はこちらのセッション変更作業をしてから編集より設定を追加してください。

こちらの項目に必要な情報を追加していきます。

  1. 変換対象プロトコルTCPまたはUDPを選択
  2. 変換対象ポート、ポート開放したい番号(WAN側)
  3. 宛先IPアドレス、ポート開放する端末のアドレス192.168.1.50
  4. 宛先ポート、2番で指定した同じポート番号(LAN側)
  5. 設定ボタンを選んで保存

後最後にかならずエントリにチェックを入れて保存して完了してください。

設定例といたしましてWEBサーバ/ネットワークカメラ等でよく使うTCP/80番の入力例をご覧ください。サーバソフトはインストール不要のANHTTPDを使えば簡単に通信テストを行うことが可能です。

  1. 変換対象プロトコルTCP
  2. 変換対象ポート、80
  3. 宛先IPアドレス、192.168.1.50
  4. 宛先ポート、80
  5. 設定ボタンを選んで保存


その他、Minecraftサーバ動作の設定TCP/25565の設定例です。

  1. 変換対象プロトコルTCP
  2. 変換対象ポート、25565
  3. 宛先IPアドレス、192.168.1.50
  4. 宛先ポート、25565
  5. 設定ボタンを選んで保存


UDPポートを設定する手順の説明。MinecraftポータブルエディションUDP/19132の説明です。

  1. 変換対象プロトコルUDP
  2. 変換対象ポート、19132
  3. 宛先IPアドレス、192.168.1.50
  4. 宛先ポート、19132
  5. 設定ボタンを選んで保存


東方緋想天のUDP/10800の説明です。

  1. 変換対象プロトコルUDP
  2. 変換対象ポート、10800
  3. 宛先IPアドレス、192.168.1.50
  4. 宛先ポート、10800
  5. 設定ボタンを選んで保存


緋想天やkaiは終了しておいて下さい。その上で UDPポート開放チェックを参照し回線チェックツールから手動ポート10800または30000に変更し回線チェック。手動ポート利用可とあればオンラインで楽しむことが出来るようになります。
余談、ご質問の多いコールオブデューティーをNATタイプオープンにする設定です。UDP/3074を追加して頂ければNATタイプオープンに切り替わると思いますのでお試しください。3074-3075としても良いです。

  1. 変換対象プロトコルUDP
  2. 変換対象ポート、3074
  3. 宛先IPアドレス、192.168.1.50
  4. 宛先ポート、3074
  5. 設定ボタンを選んで保存


ポート変換したい場合。例えばLAN内にはそのままアクセスさせたくない場合や事情により内部ポートをウェルノウンポートを使えない場合などは次の様にポートを変換する事が出来ます。例えばネットワークカメラにそのままアクセスさせたくない場合は次の様に設定すると良いでしょう。但しUPnPは無効化に頂く必要があります。

  1. 変換対象プロトコルTCP
  2. 変換対象ポート、8080
  3. 宛先IPアドレス、192.168.1.50
  4. 宛先ポート、80
  5. 設定ボタンを選んで保存

上記の様に設定するとhttp://カメラのアドレス.com/と言うURLをそのままでは開くことは出来ません。8080の通信ポートをカメラの80番に変換させていますので、http://カメラのアドレス.com:8080/とする事でアクセスさせる事が出来るようになります。

その他例えばシステム内部のセキュリティによってアプリケーションポートなどが使えなくマインクラフトサーバを25565で運用出来ない場合はマインクラフトサーバを8888番で動作させて、待受ポートを通常の25565を指定すれば一般的なサーバとして運用する事が可能になります。以下の様に設定します。但しこれは外部向けの話なのでLAN内は変更したポート番号を指定しないとアクセス出来ません。LAN内部のポート変換をしたい場合はサーバー側に別途ルータを配置する環境を構築して対応する必要があります。

静的IPマスカレードの保存

必ず追加したエントリ番号左側にチェックを入れて設定ボタンを選んで保存です。これを忘れるとポート開放出来ません。

DMZを適用します

家庭用ゲーム機の場合DMZを適用してください。とても簡単です。詳細設定から静的NATメニューを開きます。

簡易DMZ設定の”外部からのパケットをすべて特定ホストに中継する”にチェックを入れます。下の特定ホストのIPアドレスに192.168.1.50と入力して設定ボタンを選んで保存。これで作業完了です。

その他の設定

UPnPCJやポート開放くん等のツールを使っていて突然繋がらなくなった場合はルータ側のUPnPを無効化にしてみてください。詳細設定から高度な設定メニューを開きます。UPnP設定のチェックを外し、ページ下の設定ボタンを選んで保存で無効化にする事が出来ます。

WiiUが有線LANケーブルで繋いでもつながらない場合。同高度な設定ページの上の方にありますLAN側MDI/MDI-Xモードの項目でMID-X固定から自動設定に変更してください。これはストレートとクロススイッチを切り替える設定です。

無線親機を変えたらスマホやゲーム機がインターネットに繋がらなくなってしまった。その場合は本体がインターネットに繋がっていない事例が多数ありますので概ねルータ設定画面トップページの接続切断の下のボタンの接続ボタンをクリックして頂ければ繋がる様になると思います。

説明は以上です。

コメント

  1. 三輪 より:

    RT-500KI ポート開放設定で
    接続先設定を見るとメインセッションが全て選択されておらず設定も出来ない。
    準備のIPアドレスを固定するは実行済み。

    • kagemaru より:

      V6プラスを契約してしまったのでは無いでしょうか?

    • 三輪 より:

      私は海外にいて日本の90過ぎの父が訳も分から人が来てルーターを変更されたそうで今事情を確かめてもらっています。静的IPマスカレード設定も詳細設定に表示されず分けが分かりません。
      ただポートを開けるになぜこんなに複雑なのか。

    • kagemaru より:

      事情の詳細有難うございます。営業の方がこられて勝手にモデムを交換されてしまったのですね。
      IPv6方式となっているので、現在双方向通信に向かないインターネットになってます。なのでv6プラスを解約して、IPv4のPPPoE接続に変更しなければならないんです。
      なのでv6プラスを解約するとお父様のインターネットが切れたままになる可能性がありますので
      少しその辺NTTさんと調節すると良いかもです。
      詳しくは0120116116へ連絡頂くと良いのですが、海外お住いだと連絡出来ないですよね。
      ここはauさんに乗り換えます?auさんならポート開放出来るし、PPPoA方式なので広帯域接続設定とかややこしいのは省けます。

  2. ポート開放初心者 より:

    同じく詳細設定に静的IPマスカレード設定がありません。
    この場合はあきらめたほうがいいでしょうか?

    • kagemaru より:

      V6プラスに加入されていると思います。IPv4にPPPoE接続設定をすればポート開放できるようになると思います。詳しくはプロバイダさんに聞いて頂くと良いと思いますよ。

  3. 消し炭 より:

    自分もIPv6に契約していた為にポート開放ができませんでしたがプロバイダに問い合わせたところIPv4に切り替えができ、無事にポート開放ができました。
    その際にプロバイダの指示で行った設定があるので記しておきます。
    192.168.1.1/t/
    または
    192.168.1.1:8888/t/
    上記のアドレスにアクセスすると配信済事業者ソフトウェアというページにアクセスできます。
    そこからIPv4設定というページに入り、高度な設定→IPv4の一時停止の機能停止にチェックを入れて設定。
    するとRT-500KIの設定の接続先設定(IPv4 PPPoE)項目の接続先の選択設定が操作できるようになるので、編集→接続先の設定でユーザー名とパスワードを入力して設定。
    詳細設定に静的IPマスカレード設定の項目が増設。
    という流れでした。

    • kagemaru より:

      IPv4切替情報ありがとうございます。とても助かります。基本的にIPv6専用契約は無くIPv4契約の上にv6プラスがあるので、設定詳細さえわかれば問題なさそうですよね。詳しい設定情報ほんとうに助かります。

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