テザリングのポート開放 Windowsパソコンを使って手動設定説明

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テザリング接続しているクライアントのポート開放をする

スマートフォンと繋いでいるPCサーバやカメラの外部アクセスに必要なポート開放設定の説明です。

補足、iPhone・iPadのテザリング接続は見つけられなかったです。VPNサーバアプリがあればクライアント接続させればなんとかなるかもしれない。

説明をご覧頂く前にご利用のキャリア(スマートフォンの通信サービス)がグローバルIPアドレスに対応している必要がありますので、ご確認ください。

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手動設定しなくてもAndroidアプリ「Fwd:Port ForwarderGoogle Play対応端末限定)」でポート開放が可能なのですが、アプリが対応できないAndroid場合があるそうなのでここではWindowsのコマンドプロンプトを使ってポート開放する方法を説明致します

注意、UDPは設定できません、TCPのみ設定可能です。

用意いただくもの SDK Platform-Tools

Android SDK Platform-Toolsをダウンロードして、ユーザーディレクトリに解凍してください。

SDK Platform-Toolsをダウンロードして解凍したら、「Platform-Tools」フォルダをユーザーディレクトリに移動します(しなくても良いのだがcdコマンド使えるならという事で)。

次に環境変数をカスタマイズします

まずフォルダが開いている画面の↑矢印アイコンデスクトップのショートカットアイコンが表示されるまでクリック。

コントロールパネルを開きます。

システムを開きます。Windows7であれば次の画面でシステムの詳細かプロパティを開くと環境変数を設定する画面が表示されるはずです。

Windows10・11は以下の「システムの詳細設定」を開きます。

詳細設定の「環境変数」を開く。

システム環境変数の「Path」をクリックして「編集」を開きます。

一旦「Platform-Tools」のフォルダを開いて、フルパスをコピーしてください(控えて頂いても良い)。

再度先程の環境変数名の編集画面に戻って「新規」を選択して、Platform-Toolsのフルパス「c:\User\ユーザー名¥Platform-Tools」を貼り付けまたな入力してOKボタンで閉じます。

コマンドプロンプトを起動

Windows7はスタートからアクセサリーを開くとあるはずです。Windows10・11は検索窓に「cmd」と入れるとショートカットが表示されるのでそちらから起動できます。

Windows11 コマンドプロンプト

コマンドプロンプトが起動したら「cd Platform-Tools」と入力してEnter。Platform-Toolsのディレクトリに移動します。

次にadbと入力してEnterを押して写真の様にコマンドの説明が表示されれば準備完了です。

スマートフォンをUSBデバッグモード有効にする

ポート開放するスマートフォンをUSBデバッグモードを有効にしてパソコンと繋いでください。

AndroidOS9以上はUSBデバッグモードがメーカーに寄ってバラバラなので、各自端末の型番+USBデバッグモードで調べて有効にしてください。

デバッグモードを有効にしたらパソコンと繋いで、スマートフォン上に出るメッセージでデバッグ関連の確認画面が出たら必ず許可をタップしてください。

ポート開放する

準備ができたらコマンドプロンプトを操作してポート開放設定を追加します。

まず、端末を認識できているのか「adb devices -l」と入力してEnter。端末名またはメーカー名等が表示されていれば認識できているので、ポート開放設定を作っていきます。

例えばマインクラフトであればTCP/25565なので以下の様に追加します。

adb forward tcp:25565 tcp:25565

エラーが出なければ成功です。念のため「adb forward –list」と入力してEnter。

以下の様にポート開放設定がスマートフォンに存在している事を確認できます。

<参考資料>

・https://developer.android.com/studio/command-line/adb?hl=ja

・https://svn.ddd.co.jp/trac-gp/wiki/android_pc_communication

ポート変換も可能

adb forward <local> <remote>と言うルールになるので

「abd forward tcp:80 tcp:8080」とすると通常のhttpでは呼び出しできなくて「:8080」を付加しないとWEBサーバや防犯カメラにアクセスできなくする事ができます。

さらに何らかの理由で25565がローカルで使えない場合、例えば8888番でサーバを動かしているのだけど、相手からは25565で接続してほしい時は「abd forward tcp:8888 tcp:25565」と変換する事ができます。

ポート開放を削除する場合

テザリングのポート開放設定を削除する場合は

「adb forward –remove-all」と入力してEnter。

念のため「adb forward –list」と入力してEnter、ポート開放設定が表示されなければ削除完了です。

 

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