スマートフォンやPocket WiFiの速度が突然遅くなるNATタイプがオープンにならない現象について

2014年に入り高速キャリア(4G/LTE)を売りにしたスマートフォンやタブレットやPocket WiFi等のモバイルブロードバンドルータが普及してまいりました。

しかしながら多くの方がこの4G/LTEには通信データ容量の天井(一定的な上限があると言うこと)と言うものがある事を知らない方が殆どで、月末になると次の質問がとても増えます。

  • YOUTUBEの動画が途切れとぎでになってまともに見られない
  • ポート開放できなくなった
  • NATタイプがオープンだったのにモデレートに切り替わった又はNATタイプが3に切り替わってしまった

基本的にDocomoとauとSoftBank等の大手キャリアの4G/LTEは最大7GB(一部の契約は3GBやそれ以下の場合もあります)のデータをダウンロードすると通信規制に入ります。

7GBのデータ容量目安。DVD1枚が4.7GBですので、普通にインターネット映画高画質フルHD版を4時間見たら9.4GBの計算となります。プレイステーションのゲーム一本300MBを23本ダウンロードしたら6.9GBと計算できます。尚、オンラインゲームのデータ通信容量は知れています、7GBものデータ通信をオンラインゲームで埋めることはまずないと思いますが、IP電話やチャットやLINEそれにメールなども基本的に7GBのデータ容量に含まれるので、オンラインゲームしかしていないのに規制になってしまったと言う方はバックグラウンドのパケット通信の同期を切って頂く必要がありそうです。

LINEの目安ですが一文字2バイトと計算しますのでLINEだけで7GBを達成するのは難しいのですが、LINE電話、動画、大量の画像を貼り付けたスレッドを開くとかなりのデータ通信容量を消費するのでその辺は注意した方が望ましいです。

7GB規制を受けないようにするには、外出時だけ4G/LTEをONにして自宅ではWi-Fiがあればそれを利用する。または規制の無いWi2等を契約するもしくはWiMAXを契約するのが望ましいと言えます。

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通信規制って何?

7GB通信規制されるとダウンロード速度がわずか128kbpsに制限されてしまいます。128kbpsの目安は昔のダイヤルアップ接続ナローバンドと言う時代の速度の倍です。

補足、INS回線は64kbpsでマルチリンクで最大128kbpsを得ることが出来ました。電話回線を利用したナローバンドの最大速度は56kbpsとなります。

スマートフォンをご利用の主婦の方なら覚えていらっしゃると思うのですが昔会社にFAXやファクシミリがあった事を覚えていらっしゃると思いますがこれがナローバンドで、当時は早くて28800bpsで遅いと9600bpsだったと思うのですがとにかくこれがナローバンドの速度です。紙一枚のデータを送るのに莫大な時間がかかったことを思い出してくださいそれのだいたい40倍位の速度しか出ない状態でスマートフォンを利用しなければならなくなるのです。

速度の目安

4G/LTEのダウンロード速度目安は各社概ね100Mbps前後です。

このメガビット秒(Mbps)をデータ容量で表すには、1バイト(因みに日本語は一文字2バイトです)=8bitとして計算します。

仮に100Mbps通信速度スペックは一秒間に12.5MB(メガバイト)のデータをダウンロードする事が出来るので、例えば4.7GB(DVD1枚分)の映画をダウンロードするのに約376秒の時間でダウンロード出来るスペックで通信できると言うことになります。12.5MB/sの通信スペックの体感速度を冒頭触れましたFAXの送受信速度で例えるならFAXをコピー機でコピーするようにさくさく配信する事が出来る様になります。なのでYOUTUBE動画途切れ途切れする事無くスムーズに見られると言うことになります。

所が規制された速度128kbpsだとスペックは一秒間にダウンロード出来るデータ容量は16KB(キロバイト)となります。4.7GB(DVD1枚分)の映画をダウンロードするのに293750秒かかってしまう事になります。(恐らく計算間違いしてないと思うのですが少し自身は無いですすみません。数式は4700000/16です。)

何れににしてもA4の紙を一枚FAXで流してじわじわじわとゆっくりFAX受け取る様なイメージのインターネット速度となるので、結果的にYOUTUBEの動画も途切れ途切れで(ナローバンドのFAX受信の様にちょっとづつちょっとづつデータの受信して紙が出てくるようなイメージ)再生されてしまう事になります。

これがよく頂くご質問の突然動画がとぎれとぎれになってしまうと言う答えです。

これを改善するには通信規制解除される翌月(キャリア別の月末締め切り以降新しい契約月)まで待って頂かないと改善する事は出来ません。

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規制されるとNATタイプがモデレートになるの?

これはポート開放できないとご一緒のご質問です。まず7GB規制されると規制IPアドレスを割り当てられるはずです。一般的にポート開放できるIPアドレスはグローバルIPアドレスでなければならないのですが、規制と言うことは規制サーバーに端末を繋がせるので一時的にプライベートIPアドレス(補足、一部の携帯電話会社のキャリアは全てCGNAT「キャリアグレードナット」と言う完全プライベートIPアドレス割り当てですのでポート開放する事が出来なくなってます。)となってしまいます。以前ご質問頂いた方はシェアードアドレスを割り当てられていました。シェアードアドレスも基本的にプライベートIPアドレスとなるのでポート開放できなくなります。なのでプレイステーションのオンラインゲームもNATタイプモデレートに切り替わってしまうと言う訳になります。

4G/LTEキャリアのPocket WiFiモバイルルータでも突然ポート開放できなくなったりNATタイプがモデレートに切り替わってしまった場合は、規制が解除される翌月までNATタイプをオープンに切り替えたりポート開放を行うことが出来なくなってしまいます。

規制されているかを確認するには

128kbps速度制限やポート開放できないプライベートIPアドレス割り当てになっているのかを確認するには、キャリア別のユーザー情報のページで確認できます。ユーザー情報を閲覧するにはご契約時登録されたIDとパスワードが必要になります。

規制を当日から解除出来ないのか?

解除できます。しかしデータ通信容量を購入する必要があります。購入出来る追加データ通信容量は結構高価となるのでもし規制で困ることがあればフレッツ光やCATVインターネットやWiMAXに別途ご加入頂いた方が個人的にはローコストとなると思います。

規制されないようにするには

一番いいのは自宅のインターネットにWi-Fiで繋いでインターネットを楽しむのが一番です。(フレッツやCATVそれにADSL回線とWiMAXは規制はありません。データ通信容量の天井は基本的に無い)以下よければWi-Fiつなぎかた説明ですのでご参考までに。自宅に無線LAN親機があれば繋がります。

自宅にフレッツ光やWiMAXを契約する余裕はないと言う方は規制さないようにスマートフォンやPocket WiFiを運用する術はあります。

以下の事は自宅無線LANにWi-Fi接続時は除きます。

  1. ブラウザの画像をOFF(Safariにはオプション無し)
  2. 動画の視聴はなるべくしない
  3. バックグラウンド動作アプリのデータ同期を停止する
  4. IP電話やLINE電話はなるべく控える(音声がデータ通信として使うので)
  5. Skypeテレビ電話もかなりのデータ通信容量になりますので控えます。
  6. システムアップデートも控える(PSだと100MBは行きます)
  7. アプリケーションのアップデートもキャリア接続時は控える
  8. iPhoneに限ってはiCloudを利用しない。Cloudからデータを取るとダウンロードデータとして加算されます。

等の対策はあります。一番データ容量負担になるのは動画です。YOUTUBEはもちろんニコニコ生放送が一番データ容量を必要としてますので余り動画投稿サイトの生放送は見ないほうが無難。ましてやYOUTUBEを使って音楽プレーヤー代わりに使っているなんて言語道断で直ぐに規制に入ってしまいますので念の為。気に入った音楽をストリーム受信するのでは無く、YOUTUBEやiTunesで購入してダウンロードしスマートフォンローカルプレーヤーで再生させると良いと思います。MP3フォーマットの一曲の音楽ダウンロードデータ容量はだいたい3MB前後です。音楽を沢山ダウンロード購入しても規制容量に達する事はありえませんのでその方が通信コスト削減にも繋がると思います。

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コメント

  1. ななし より:

    すでにどこのキャリアもCGNATでグローバルIPはもらえません。
    モバイル回線でグローバルIPは、Wimaxでオプション契約するか、別のISPを契約するぐらいです。