Windows 10 ポート開放とファイヤーウォール無効及び初期化の説明

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Windows10のパーソナルファイヤーウォールと言うセキュリティサービスにインターネット接続できないソフトウェアやコンテンツそれにサーバーツール(これらをまとめて以下アプリと表現します)を個別に接続を許可させる手順の説明です。
通常インターネット接続が必要なアプリを初めて起動した時に「このアプリの機能のいくつかがWindowsファイアウォールでブロックされています」と表示されます。これは起動したアプリがインターネットに繋ぎに行くことを自動で許可させていない為こうしたユーザーによる認証画面を表示してきますので通常「アクセスを許可する」をクリックまたはタップするとアプリはインターネットに繋がるのですが、この作業をしなかったまたはキャンセルしてしまった場合アプリはインターネットに繋がらず、例えば動画を見られなかったりオンラインゲーム出来なかったり通話やLINEへのコメントが出来なかったりしてしまいます。アプリがもしもインターネットに繋がらない等の不具合が出たら次の手順でWindowsファイヤーウォールに接続の許可してください。
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アプリを許可する手順

コントロールパネルを開き「システムとセキュリティ」を開きます。
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Windowsファイアウォールを開きます。
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「Windowsファイアウォールを介したアプリまたは機能を許可」を開きます。
注意、もしこの画面が赤いアラート表示の場合マカフィー期限切れによってロックされている状態ですのでまずマカフィーをアンインストールして下さい。
 
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「許可されたアプリ」一覧が表示されます。一度「設定の変更」ボタンをクリックまたはタップして下さい。
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接続させたいアプリ名を探して、アプリ名横のチェックボックスにチェックを入れます。次に右側のプライベートとパブリックにそれぞれチェックを入れて下さい。プライベートとはネットワークルールの呼び名でファイルやプリンターや音楽に動画をLAN内で共有したりするネットワーク設定です。パブリックは逆にファイル共有を拒否するネットワークルールになります。
チェックを入れたっらOKボタンで閉じて頂いてアプリがインターネットに繋がるようになったかをご確認下さい。
補足、この設定はLTEの通信容量制限を回避するものではありません。
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個別にアプリを登録する手順

 
許可されたアプリに登録されていない場合は手動で登録しなければならないです。
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アプリの追加画面が出ます。この画面にも登録がない場合は「参照」ボタンから追加したいアプリがインストールされているフォルダを開いて登録する事が出来ます。
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参照を開くとフォルダ一覧が出ます。例えばVNCリモートツールや東方緋想天等でしたら恐らくダウンロードフォルダの中にあると思われますので開いて実行ファイル「exe」を登録して下さい。例えばteamviewerなた図の様に選択して開くを選んで下さい。
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アプリの追加項目画面に戻るので「追加」ボタンを選んで下さい。
 
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許可アプリ一覧に登録されたら念の為チェックが入っている事を確認してOKボタンで閉じて下さい。これで繋がるはずですのでお試し下さい。
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個別にポート番号を指定してポート開放する

JAVAで動作するアプリは仮想マシンで稼働するのでWindows側では認識出来ない為個別にポート開放しなければインターネットに繋がらない事例があります。
手順「ファイアウォール」画面を表示して「詳細設定」を開きます。
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受信規則と送信規則にそれぞれ同じ設定を作成してください。例えばマインクラフトサーバー25565/TCPの設定で説明します。
まず「受信規則」を一度選択して「新しい規則」を開きます。
補足、受信は通信の待ち受け側です。インバウンドとも言う。
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「ポート」にチェックを入れて下さい。
 
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「接続を許可する」にチェックを入れます。
 
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「TCP」にチェックです。もしもUDP側のポートを許可する場合は「UDP」にチェックです。
「特定のローカルポート」に「25565」。他のポート番号の方は任意のポート番号に入れ替えて下さい。
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適用するネットワークルールは一応2つチェックを入れて下さい「プライベート/パブリック」両方です。ドメインは不要。
 
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任意の名称を入力して受信規則の設定は完了です。
 
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次に「送信規則」を選んで「新しい規則」を開きます。
補足、送信規則はパソコン側から相手先の方向です。アウトバウンドとも言う。
 
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「ポート」にチェックを入れて下さい。
 
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こちらも同様に「TCP」にチェック。もしもUDP側のポートを許可する場合は「UDP」にチェックです。
「特定のローカルポート」に「25565」。他のポート番号の方は任意のポート番号に入れ替えて下さい。
 
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こちらも同様に「プライベート/パブリック」両方のネットワークルールを適用して下さい。
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送信規則側の任意の名称を入力して設定作業完了です。
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最後に追加した2つの設定名の左側に緑のチェックマークが表示されていることを確認して作業完了です。
 
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ファイヤーウォールを無効化にする

アプリ許可しても手動で指定ポート番号を許可しても接続できない場合は、パーソナルファイヤーウォールを一度無効化にしてみてください。もし無効化で接続できるようならファイヤーウォールを初期化して下さい。
「Windowsファイアウォール」設定画面の左側「ファイアウォールを有効化または無効化」メニューを開きます。
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「設定のカスタマイズ」画面に切り替わります、プライベート及びパブリックの両方を「ファイアウォールを無効化にする(推奨されません)」にチェックを入れて「OK」ボタンで閉じます。これで設定完了です。
 
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ファイヤーウォールを無効化にしてポート開放できるようなら、先ほどの画面を出して「ファイアウォールを有効にする」にチェックを入れて「OK」ボタンで閉じます。その上でファイアウォールを初期化して頂ければアプリケーション起動で接続できるようになると思いますのでお試し下さい。
 
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ファイヤーウォールを初期化する

「Windowsファイアウォール」設定画面の左側「既定値に戻す」を開きます。
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「既定値に戻す」画面が表示されます。確認画面にある全ての全ての設定が削除されるという意味はWindowsに許可したファイアウォール設定や拒否した設定が全て消えてしまうと言う意味です。特に問題はありませんので「既定値に戻す」ボタンをクリックまたはタップします。
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再度びっくりマークのアイコン付きで警告が出るのですが問題ありません。「はい」をクリックかタップして初期化を完了してしまいます。
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説明は以上です。

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