WN-AC1167R ポート開放設定説明

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IOデータから2016年8月発売された「WN-AC1167R」無線ブロードバンドルーターのポート開放設定説明。WN-AC1167Rの特徴としてはLANケーブルに繋ぐインターネットの速度が最大100Mbpsとどちらかと言うとWi-Fi速度重視の製品です。WAN側ポートは1000BASE-T規格に対応するもLANポート側は100BASE-TXまでにしか対応しない。無線LAN側のインターネット速度はIEEE802.11b/g/n/a/ac規格別に理論値速度の範囲内となる。
無線LANスペックは2.4GHz/5GHzデュアルバンド対応しており、IEEE802.11b/g/n/a/acのWi-Fi規格に対応する。
最大速度2.4GHz帯/802.11nモード接続時最大300Mbsp。802.11b(11Mbps)/g(54Mbps)となりますが802.11b/gが本来のWi-FiAlliance規格なので安定した無線LAN接続が可能です。
最大速度5GHz帯/802.11acモード接続時最大867Mbps。802.11a(54Mbps)/n(300Mbps)。
価格が非常にリーズナブルなので、自宅にWi-Fi環境を整えたいならお勧めだと思われます。またローカル端末の有線接続を示すインジケーターもルーター本体に搭載されているので、インターネット接続トラブルの判断も本体インジケーターランプで確認が取りやすい。
その他の機能、ルーターモード/アクセスポイントモード切り替えスイッチ無し(切り替えるには設定画面から行う必要がある)。IObbnetやVPNサーバー機能搭載なし。またUSBポートも省かれているのでUSBプリンター共有機能やUSBフラッシュメモリを使った簡易ファイルサーバーも利用出来ません。ローカルIPアドレス割り当て範囲は255.255.255.0サブネットマスク値固定の為クラスA/クラスBを設定する事は出来ない。有線WAN/LAN側は「Auto MDI/MDI-X」に対応するのでストレートケーブルまたはクロスケーブルを個別に用意する必要はありません。PPPoE接続は1セッションのみに対応。
 
WN-AC1167R 本体
 

ルータの設定画面を表示するには

ルータの設定画面を開く方法の説明です。http://192.168.0.1/このアドレスをInternetExplorer(Chromeブラウザでも良い)のアドレス欄に直接上記のアドレスを入力してEnterキーを押してください。自宅にゲーム機しかない場合は以下端末を参考にルータの設定画面を開いてください。

http://192.168.0.1/を開くと”エラーページを表示できません”となり設定画面へアクセス出来ない場合は「Magical Finder」を使うことで設定画面を開くことが出来ます。
2016-io360-005
自宅にスマートフォンしか無いと言う方でルータの設定をする場合は以下のアプリをダウンロードして、スマートフォンをWi-Fiで本機と繋いでアプリから操作設定が出来ます。

その他、ページを表示出来ないエラーの場合はこちらを参照下さい。 設定画面を開いて無線LAN関連を設定される方はこちら

動画やオンラインゲームがプチプチと切れてしまう場合

もし、動画の視聴やオンラインゲームが頻繁に切れたり繋がったりするのでポート開放しようとお考えの方は次の設定を無効にしてみてください。概ね接続環境が改善するはずです。
「詳細設定」を開いて、上のメニュー「NAT」を開いて次の項目のty
ioデータールーターNATアクセラレーター無効
 

ポート開放する

ポート開放する方は、設定画面最初に表示される左上の「ステータス」メニューを開いて下さい。
IOデータールーターメニュー
WAN側IPアドレスをご確認下さい。例えば、ここのIPアドレスが192.168.1.2や192.168.0.2等、先頭の数字が192から開始されている場合は二重ルータ環境です。上のスイッチをAP側に切り替えて、繋いでいるモデム兼ルータ側にポート開放して下さい。先頭の数字が172や10から始まる方はプライベートIPアドレス割り当て契約インターネットサービスとなりますので、ご契約先にグローバルIPアドレスを取得出来るようにご相談下さい。
IOデータルーターステータス画面
 
もしも二重ルータ環境であれば動作モード「オート/カスタム」の切り替えスイッチを「オート」位置に切り替えて端末類のIPアドレスを自動取得またはかんたん設定に変更して5分待って再起動してください。その上で上流のルータにポート開放して頂ければ大丈夫です。
2016-io360-005

準備(IPアドレスを固定する)

ポート開放するパソコンやその他家庭用ゲーム機のIPアドレスを固定します。

  • IPアドレス 192.168.0.50
  • サブネットマスク 255.255.255.0
  • デフォルトゲートウェイ、もしくはデフォルトルータ 192.168.0.1
  • 優先DNS(プライマリ) 192.168.0.1
  • 代替DNS(セカンダリ) 8.8.8.8

IPアドレス固定手順は以下のページを参考に設定してください。

ポート開放の手順説明

左側メニュの詳細設定を開いて、ポートの開放メニューを開きます。 下記の項目に必要な情報を入力します。開いたページの下図と同じ項目に、必要な情報を入力すればポート開放させることが可能です。設定サンプルを参照しつつ任意のポート番号に入れ替えて頂いて大丈夫です。
IOデータールーターポート開放項目
設定サンプルとしましてWEBサーバのTCP/80番をまずご覧く下さい。サーバソフトはインストール不要のANHTTPDを使えば簡単に通信テストを行うことが可能です。

  1. 設定名、web
  2. 公開する機器のIPアドレスは192.168.0.50
  3. プロトコルはTCP
  4. LAN側ポート番号:80
  5. インターネット側ポート番号:80
  6. 追加
  7. 設定

以上で完了です。
IOデータールーター80番ポート設定例
 
Minecraftなどご質問の多いコンテンツの設定例です。

  1. 設定名、any
  2. 公開する機器のIPアドレスは192.168.0.50
  3. プロトコルはTCP
  4. LAN側ポート番号:25565
  5. インターネット側ポート番号:25565
  6. 追加
  7. 設定

IOデータールーターマインクラフトサーバー設定例
その他、ご質問の多いUDPポートの設定です。MinecraftPE(19132/UDP)で説明します。

  1. 設定名、any
  2. 公開する機器のIPアドレスは192.168.0.50
  3. プロトコルはUDP
  4. LAN側ポート番号:19132
  5. インターネット側ポート番号:19132
  6. 追加
  7. 設定

追加出来ましたら、UDPポートチェックツールを取得して手動ポート10800と入力し回線チェックして下さい。
IOデータールーターUDP設定例
ちょっとしたテクニック。例えば自宅内でマインクラフトサーバーを二台のパソコンで稼働させたい場合、25565/TCPが重複となり一台しか運用できないが次のポート変換を利用すればクライアント側のポートを変更すれば複数台サーバーの稼働は可能です。
Aのサーバーは25565をそのままポート開放してBのサーバーは25566をポート開放して内部に25565へ変換するように設定します。

  1. 設定名、any
  2. 公開する機器のIPアドレスは192.168.0.50
  3. プロトコルはTCP
  4. LAN側ポート番号:25565
  5. インターネット側ポート番号:25566
  6. 追加
  7. 設定

クラアンと側にサーバーポートを25566を指定する事でBのサーバーへアクセスさせる事が出来ます。
このテクニックは同じ一つのグローバルIPアドレス環境内に複数同じポート番号を持つサーバー機へ外部アクセスする時に使う事が出来ます。
2016-t-20160803002
 
説明は以上です。不明な点などあればコメント欄に気軽にご質問ください。

その他、無線LAN設定や繋がらないなどの問題

 

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