Windowsでファイルを共有したり内蔵・外付けHDDまたはUSBストレージデータをシェアする方法

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LAN内でデータを共有する

Windowsパソコンが余っていたらパソコンをNASの様にLAN内でファイルやデータを簡単に共有させる事ができとても便利なネットワーク環境の構築説明です。
ポート開放含めLANの仕組みを勉強する為に家庭内ファイル共有環境を構築してみましょう。
例えば、ファイル共有パソコンにスマートフォンで撮影した動画や写真データもしくは購入した音楽データやビデオデータを保存して置くことでご家族または社内で手軽に閲覧して楽しむ事ができる様になります。

新しいアカウントを作成する

ファイル共有するパソコンにパスワード付き新規ログインアカウントを作成します。そうしないとLAN側からファイル共有アクセスパソコンにログインする事ができない為。
Windowsの新しいアカウントの作り方は基本的に同じだがコントロールパネルの画面の出し方が異なるので次の手順を参考にコントロールパネルを表示して下さい。
VISTAと7は「スタート」から「コントロールパネル」を表示できます。
補足、XPはアカウントを作成しなくてもファイルを手軽に共有可能です。
Windows8/8.1/10はそれぞれ次の手順を参考にコントロールパネルを開いて下さい。

コントロールパネルが開いたら「アクセス用アカウント」を作成するのでユーザーアカウントを開きます。
メニューはほぼ同じですがWindowsのバージョンによって微妙に異なる。

Windows11 ファイル共有用ローカルユーザーアカウント作成方法

スタートボタンをクリックまたは右クリックして表示されたメニューの設定を開きます。

Windows11からはコントロールパネルでユーザーの追加はできません、設定から追加します。
Windows11 設定の場所
設定が開いたら「アカウント」を開き、開いたメニューの【家族とその他のユーザー】を開きます。
開いたページで「アカウントの追加」(その他のユーザーを追加する方)をクリックします。
このユーザーはどのようにサインインしますか?と言う別画面が表示されますので「このユーザーのサインイン情報がありません」をクリック。
アカウントの作成ページで「Microsoftアカウントを持たないユーザーを追加する」をクリック。
補足、スタンドアロンの場合はこの画面は出ません。
ローカルアカウント作成ページが表示されるので次の項目にわかりやすい情報でアカウントを作成してください。
  • このPCを使うのはだれですか?「例、ファイル共有アカウント」
  • パスワードの安全性を高めてください「任意のパスワードをそれぞれ設定してください」
  • パスワードを忘れた場合(下にスクロールします)セキュリティ質問
↑画面から更に下へスクロールして情報を追加します。
パスワードを忘れた場合の秘密の質問の答えを自分で決めて入力します。忘れないようになにかにメモしておいてください
入力できたら「次へ」。
以下の様にローカルユーザーアカウントが追加されました(標準アカウントです、Administrator・管理者アカウントではありません)。このアカウントを使いローカルファイルアクセスを行う事ができるようになります。

Windows10/8/8.1 ファイル共有用ローカルユーザーアカウント作成方法

Windows10/8/8.1は「ユーザーアカウント」メニュー。
20170114001
更に「ユーザーアカウント」を開きます。
Windows10/8/8.1の画面メニューの場所。
20170114008
次にWindows10/8/8.1は「PC設定で新しいユーザーを追加」を開きます。
201701140016

「その他のユーザーをこのPCに追加する」を開きます。
201701140026
「このユーザーのサインイン情報はありません」を開きます。
201701140027
「Microsoftアカウントを持たないユーザーをついかする」を開きます。
201701140028
ファイル共有用のローカルアカウントとパスワードを作成します。
「このPCを使うのはだれですか?」には任意のアカウント名を入力します。例share
パスワードはファイル共有アクセス用パスワードです。任意の忘れにくいパスワードを入力。
パスワードのヒントは任意。空欄でも良いです。
入力できたら次へ。
201701140029
ファイル共有用のアカウントが追加できたら準備完了です。ファイル共有フォルダ設定をご覧ください。
201701140030

Windows 7 / VISTA ファイル共有用ユーザーアカウント作成方法

WindowsVISTA/7の画面メニューの場所。
7/VISTAは「ユーザーアカウントと家族のための安全設定」メニューを開いて下さい。
20170114009
201701140011

WindowsVISTA/7は「新しいアカウントの作成」を開きます。
201701140015
入力された名前がようこそ画面と[スタート]メニューに表示されますと言うすぐしたの空欄に「share」(任意のユーザー名)を入力します。
標準ユーザーにチェックのまま「アカウントの作成」を選択してください。
201701140020
元の画面に戻るので作成した新しいアカウント(例share)を開きます。
201701140021
左メニューに「パスワードの作成」を開きます。

201701140022
忘れにくいパスワードで良いので新しく作成したアカウントにパスワードを設定下さい。パスワードのヒントは任意です。設定出来たら右下「パスワードの作成」ボタンを選択して準備完了です。
201701140023

ファイルを共有するフォルダ又はデバイスを設定する

パソコン内蔵HDDにファイルやデータを共有するフォルダを設定するかUSBフラッシュメモリやHDD等の外部でバイズをファイル共有ドライブとするかを設定します。もちろんいくつも共有フォルダまたはデバイスを設定できますので色々お試しください。
Windows10/8/8.1のユーザーは「フォルダー又はメニューのエクスプローラー」を開いて下さい。
20170117001
Windows7/VISTA/XPのユーザーはマイコンピューターを開きます。
20170117002
エクスプローラー画面またはマイコンピューター画面が表示されたらCドライブを開いて下さい。練習の為にサンプルとなる共有フォルダを作ってみましょう。
20170117003
Cドライブが開いたら空白の場所を右クリックするとメニューが表示されるので「新規作成」を選んで「フォルダ」を選択します。
20170117004
新しいフォルダが作成されるのでフォルダ名を「ファイル共有」としてしまいましょう。
20170117005
作成した「ファイル共有」フォルダを右クリックし「プロパティ」を開きます。
20170117006
プロパティ画面が開いたら共有タブを開いて下さい。開いた画面の「共有」ボタンを選択。
補足、XPパソコンはこれで設定完了です。XP以外のWindowsはユーザーを追加しなければならないので引き続き設定を完了させて下さい。
20170117007
次の画面で名前を入力して追加をクリックするか、または矢印をクリックして相手を検索してくださいのすぐ下の空欄にファイルアクセス用に作成したアカウント名「例、share」と入力して「追加」ボタン選択します。
20170117008
ファイルアクセス権限一覧に追加したアカウント名「例、share」が追加されます。指定したファイル共有フォルダのアクセス権限「読み取り専用」(共有フォルダにデータを外部端末から追加できない)とするのか「ファイルを追加可能な読み取り/書き込み」(ほぼフルアクセス可能で上書きも可能。)とするのかを選択します。後でも変更可能です。選択したら「共有(H)」ボタンを選んで下さい。
これで設定完了です。
20170117009

USBドライブなど全てのデバイスを共有する

Cドライブでは無くUSBメモリやHDD全てを共有したい場合は次の手順で共有させる事ができます。
上説明と同じ手順でマイコンピュータ画面を開きます。
共有したいドライブ名を右クリックして「プロパティ」を開きます。
201701170010
共有タブを開き「詳細な共有」ボタンを選んで下さい。
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開いた画面の「このフォルダを共有する」にチェックをいれます。
201701170012
「アクセス許可」ボタンを選んで下さい。
201701170013
開いた画面の「追加」ボタンを選んで下さい。
201701170014
選択するオブジェクト名を入力してくださいの下にある空欄にファイル共有用に作成したアカウント名「例、share」と入力して名前の確認ボタンを一度クリック。

201701170015
以下の用に反映したら設定完了なので「OK」ボタンで閉じます。
201701170016
共有アクセス許可画面に追加したアカウント名が表示と選択されている事を確認し、その下のファイルアクセス権限のどれを許可するのかをチェックを入れて設定すれば完了です。フルコントロールはファイルの書き込みも削除も可能と言うことになる。
201701170017

ファイル共有パソコンにアクセス

ファイルを共有するパソコンのIPアドレスを調べます。
IPアドレスの確認方法を参考にお調べ下さい。
https://www.akakagemaru.info/port/ipadress.html
IPアドレスを調べたら、マイコンピューター画面を開いて次の用にファイル共有パソコンのパスを入力してEnterキーを押します。
円マーク円マーク(キーボード右上にあります。英語キーボードでしたら逆スラッシュの様なキーです「\」)ファイル共有パソコンのIPアドレスを入力。
例、\\192.168.1.21
201701170018
201701170019
もしくはファイル名を指定して実行の項目からもファイル共有パソコンへアクセスする事ができます。
201701170020
ログイン画面が表示されるのでファイル共有用に作成したアカウント名とパスワードを入力してログインすると設定したファイル共有フォルダやドライブへアクセスする事が可能になります。
201701140031
Windows10の初期設定でホームグループ共有を有効にした場合「log」と「Users」と言う共有フォルダが出現します。使っていただいても特に問題ありません。その他任意にファイル共有にしていしたフォルダが表示されるので「例、ファイル共有」そちらを開いて運用する流れになります。
201701140032
次回から\\192.168.~と言うパスを呼び出す操作を省略したい場合は、上の画像の状態にファイル共有フォルダを開いて頂いて次の操作を行って下さい。
201701170020

ネットワークパス入力省略する

ファイル共有するフォルダを右クリックして頂いて「ネットワークドライブの割当」を選択します。
201701170021
ネットワークドライブの割当確認画面はデフォルト設定のままで良いので「完了」を選択します。
201701170022
以上で作業完了です。次回から\\192.168.~とパスを呼び出さなくてもマイコンピューターを開くとファイル共有ドライブとして登録されているので簡単にアクセスする事ができるようになります。
201701170023
説明は以上です。もし上手くファイル共有できなければコメント欄にご質問下さい。

コメント

  1. 植松孝亘 より:

    お疲れ様です。
    御世話になります。
     
    「backup元のHDDは共有フォルダー内外部HDD認識出来ました。」

    「HybridMount」についてですが、「Microsoft OneDrive」マウントできました。今後について共有HDDをマウントしたHDDに「Microsoft OneDrive」をバックアップしたいのですが
    どのようにすれば良いかご教授御願いいたします。(絵解きですと助かります。)

    素人で大変申し訳ありません。

    追伸:ライセンスセンターで購入は必要でしょうか?

  2. kagemaru より:

    Microsoft OneDriveはクラウドサービスになるので基本的に二重化(バックアップ)する必要はありませんし、ここの記事はバックアップをご案内する関連ではありませんので詳しいやり取りが必要な場合はツイッターでご連絡ください。

  3. hana より:

    初めまして

    外付けのデバイスの共有についてお伺いしたいのですが、
    USBなども共有が可能との事ですが、スマートフォンをデータ通信モードなどで接続した場合でも共有は可能なのでしょうか?

    もしご存知でしたら、教えていただけますと幸いです。
    よろしくお願いいたします。

    • kagemaru より:

      はじめまして、データ通信モードだと外部接続になるので、ルーターに外付けデバイスのパス(IPアドレス)を指定してルーターにTCP・UDP/137をポート開放する必要があります。外部アクセスパスにはルーターが割当されているWAN側IPアドレスを指定するかDDNSを使うとアクセスする事ができます。

      ただNETBIOSをポート開放するとセキュアでは無いので、serversmanを使うのはどうですかね?確か無料だったはずです。
      http://serversman.com/

    • kagemaru より:

      すみませんうっかりしていました。ポート開放よりもVPNサーバ対応ルーターを用意すればVPN接続する事で安全にファイル共有する事ができます。VPN接続した場合はキャリア接続でもローカルIPアドレスパスでやり取りできます。

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