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エレコム Wi-Fi6 ルーター 特徴
2021年現在エレコムからWi-Fi6対応ルーターは3製品発売されていますがその内「WMC-2LX-B」はメッシュWi-Fi対応製品で別途説明致します。
ここでは2022年7月に発売されたWRC-X6000XS-G及び2021年1月発売されたWRC-X3000GSNと2021年2月に発売された上位グレードのWRC-X3200GST3-BとWRC-G01-Wについて説明させて頂きます。
まず「WRC-X6000XS-G」は10Gbpsに対応したWi-FiルーターでNURO光(2Gbps)やauひかりホームX(10Gbps)に適していますがWRX-X3000シリーズは1Gbpsインターネットトラフィック容量しか持たないので、auひかりホームXやNURO光には適していない。フレッツ光隼またはCATV及び各種マンションインターネット回線向けに適している製品です。それぞれの特徴に付きましては続きを御覧ください。
WRC-X6000XS-G 主な特徴
2022年7月登場したWRC-X6000XS-GはエレコムWi-Fiルーターではフラッグシップモデルになり、冒頭記載しましたが最大10Gbpsインターネット(LAN側は1Gbps)に対応するフルスペックモデルでLAN側は1Gbpsまでしか対応しませんが、無線LANはIEEE802.11axに対応するのでWi-Fiでのインターネット接続速度は最大4804Mbps。
導入可能なインターネット環境としましては、一般的なフレッツ光・CATV・NURO・auひかりホームXやeo光に加え、PPPoE接続方式に加え「v6プラス、IPv6オプション、OCNバーチャルコネクト、transix、クロスパス、v6コネクト」高速インターネットと言われているv6シリーズに対応します。
万能且つ高スループット製品だが、10Gbpsと言う特殊なトラフィックに対応する製品なので販売価格は高額です。
WRC-X3000GSN 主な特徴
WRC-X3000GSNはWi-Fi6対応製品としては廉価版で大手通販サイトでは1万円未満で販売されています。
廉価版ではあるが一般的な光回線(最大速度1Gbps)向けルーターでWi-Fi6(8021.11ax規格Wi-Fi速度はWRC-X3200GST3-Bと同じ)には対応しますがMU-MIMOとLAN内の帯域制限設定を可能とするQoSが省かれているので、主に家族3人(テレビ・スマホ・パソコン・オンラインゲーム)程度を目安とした製品と言えます。
ただ殆どのIPv6サービスに対応するので、ネットTV・光TVを視聴する為にv6プラス・v6プラス / OCNバーチャルコネクトへ移行をお考えなら適当な製品では無いでしょうか。
WRC-X3200GST3-Bの主な特徴
WRC-X3200GST3-Bは下位モデルのWRC-X3000GSNと同じ一般的なインターネット回線向けWi-Fi6ルーターだがMU-MIMO(下り最大4台、上り最大2台と同時通信・処理が可能)に対応するので、スマホヘビーユーザー+ネットTV視聴に向いている製品と言えます。
またダウン・アップ方向の帯域制限設定QoSに対応するので、家族にインターネットヘビーユーザーがいる時は簡単に帯域制限を掛けることが出来ます。
販売価格はWRC-X3000GSNの倍ですが、オプションでトレンドマイクロセキュリティ設定が可能なので安全面を重視したいとお考えの方には最適な環境を簡単に整えられる製品だと言えます。
WRC-G01-Wの主な特徴
WRC-G01-Wはゲーミングルーターと言う位置づけで上記載機種「WRC-X3200GST3-B」の姉妹品で“らくらく QoS“と言うトラフィックコントロールに対応している事を売りにしているが「WRC-X3200GST3-B」も同様に”らくらく QoS“の設定を持つ。加えてWi-Fiスペックも販売価格設定も「WRC-X3200GST3-B」と同じで、唯一ボディカラーにホワイトを採用し、若干の差別化が図られています。
WRC-X6000XS-G / WRC-X3200GST3-B / WRC-X3000GSN スペック
WRC-X6000XS-G | WRC-X3200GST3-B(WRC-G01-W同じ) | WRC-X3000GSN | |
有線WAN/LAN最大速度 | 10Gbps(WAN) / 1Gbps(LAN) | 1000Mbps | |
5GHz帯無線LAN最大速度(IEEE802.11ax規格) | 4804Mbps(802.11ac速度3467Mbps) | 2402Mbps (802.11ac速度1733Mbps) | |
2.4GHz帯無線LAN最大速度(IEEE802.11ax) | 1147Mbps(802.11nは800Mbps) | 574Mbps (802.11n速度800Mbp) | 574Mbps (802.11n速度400Mbp) |
対応無線LAN規格 | IEEE802.11b/g/n/a/ac/ax | ||
MU-MIMO | 対応 | 非対応 | |
メッシュWi-Fi | 非対応 | ||
簡単無線LAN設定 | WPSプッシュスタート対応 | ||
無線LAN電波の強さ | 5GHz帯(802.11n/a/ac/ax)はビームフォーミングZ対応 電波は1階から3階未満まで届く | ||
対応無線周波数 | 2.4GHz/5GHz | ||
アンテナ数(内蔵) | 2.4GHz・5GHzそれぞれ送受信4本づつ内蔵 | 2.4GHz・5GHzそれぞれ送受信2本づつ内蔵 | |
LANポートのクロスストレート切り替え機能 | Auto MDI/MDI-X (自動でストレートとクロス切り替え機能付き) | ||
対応インターネット | v6プラス・ IPv6オプション・OCNバーチャルコネクト・transix・クロスパス・v6コネクト (固定IP)・CATV含む全てのインターネット回線に導入可能(ISDN除く) 、v6プラスは何もしなくても繋がりますがそれ以外のフレッツの方はPPPoE接続設定が必要な場合あり CATV回線はCATVモデムの電源を20分切って電源を入れて機器情報更新を行って頂く必要があります。 | ←同じだが「IPv6オプションとクロスパス・v6コネクト」は非対応 | |
動作モード | ルーター・中継・アクセスポイント | ブロードバンドまたはアクセスポイントモードのみ | |
LAN以外のインターフェース | 無し | ||
搭載サーバー機能 | DDNS | 無し | |
QoS 帯域制御機能 | 対応 | 無し | |
消費電力 | 23.5W | 15.0W | 16.4W |
最大同時接続台数 | 42台 | 36台 | 30台 |
設定画面を表示する
ルーターの設定画面を表示するには、ブラウザのアドレス欄にhttp://192.168.2.1/と入力してEnterキーを押して下さい。 以下のログイン画面から次の情報を元にログイン下さい。
スマホで設定する場合はQRコードを使って設定画面を開くことができます。
ルーターログイン情報
ユーザー名とパスワード入力画面が表示されるのですが
ユーザー名は「admin」と入力
パスワードはルーター本体の裏に貼り付けしている設定シールのパスワードを入力頂ければ設定画面を表示できます。
ルーターログインパスワード(赤い印の情報です)サンプル写真です。
マイクロソフトエッジブラウザのログイン画面。
Chromeブラウザのログイン画面。
ポート開放する場合は二重ルーターではないかを確認する
ルーターの設定画面にログインできたら、ステータス画面が出ますのでまずルーターモードで動作中とあればWAN側IPアドレスを確認してください。
ルーター設定画面のWAN&LANに表示されているIPアドレスを確認してください。
WAN側IPアドレスの最初の数字が192~等(例、192.168.1.2)から始まっている場合は二重ルーターです。そのままではポート開放出来ないのでロジテックのルーターと繋がっているモデムにルーター機能が内蔵されているので、本機をブリッジモード(アクセスポイントモードとも言う)に切り替えて上流のモデム兼用ルーターにポート開放設定をして下さい。
補足、最初の数字が192以外で172.~や10.~もしくは100.~と言う数字から始まるIPアドレスの場合はポート開放出来ないプライベートIPアドレス契約となります。
もし二重ルーター環境の場合は動作モードを切替えます。本製品裏側にあるスイッチが動作モード切り替えスイッチです。
補足、アクセスポイント側だとhttp://192.168.2.1/へはアクセス出来ないのでRT側にスイッチを切り替えて5分待ってパソコンを再起動させて見て下さい。
動作モード切替スイッチ
ログイン画面が表示されない場合はルーター側にスイッチを切り替えて5分待ってから再試行ください。
WRC-X3200GST3-Bの動作モード切替スイッチ。
WRC-X3000GSNの動作モード切替スイッチ。
ルーター側にモードスイッチを切り替えてもログインページを表示できない等のエラーの場合、こちらのルータにログイン出来ないを参照下さい.。 問題なく設定画面が開いたら、ポート開放する方は以下を参照。無線LAN設定関連の方はこちら
準備 IPアドレスを固定する
ポート開放するパソコンや端末のIPアドレスを固定します。
IPアドレス固定値は次の通りです。カッコは任天堂スイッチまたはDVR用です。
IPアドレス 192.168.2.30 (192.168.002.030)
サブネットマスク 255.255.255.0 (255.255.255.000)
デフォルトゲートウェイ 192.168.2.1 (192.168.002.001)
優先DNS 192.168.2.1 (192.168.002.001)
代替DNS 8.8.8.8 (008.008.008.008)
代替DNSですが、DVR等の方は必ず代替DNSにGoogleパブリックDNS(8.8.8.8)を指定してください。さもないとDDNS更新の失敗やメール通知機能でエラーとなります。
ポート開放設定
設定画面が開いたら、「セキュリティ」を開きます。
次に「ポートフォワーディング」を開いてポート開放設定を追加します。
ポート開放設定画面です、必ず有効にチェックを入れて設定して下さい。
設定サンプル
ネットワークカメラ又はWEBサーバー用の80/TCPポートの設定例です。ポートチェックを行う場合は、ANHTTPDならインストール不要でWEBサーバを動作させてポート開放出来ているかを確認できるので便利です。
- ポートフォワーディング 有効にチェック
- ローカルIP 192.168.2.30(ポート開放する端末IPを指定)
- タイプ TCP (両方を選択するとTCP/UDPを指定出来ます)
- ポート 80
- 「追加」をクリックまたはタップ
追加したポート開放設定が下段に反映されたら必ず適用をクリックまたはタップして保存して下さい。以上で設定完了です。
Minecraftサーバの設定例です。
- ポートフォワーディング 有効にチェック
- ローカルIP 192.168.2.30(ポート開放する端末IPを指定)
- タイプ TCP (両方を選択するとTCP/UDPを指定出来ます)
- ポート 25565
- 「追加」をクリックまたはタップ
- 必ず適用をクリックまたはタップ
UDPポートの設定です、プレイステーションでご質問の多いCOD・NATタイプオープン(UDP/3074)にする設定で説明致します。
- ポートフォワーディング 有効にチェック
- ローカルIP 192.168.2.30(PS4・5のIPアドレスを指定)
- タイプ UDP
- ポート 3074
- 「追加」をクリックまたはタップ
- 必ず適用をクリックまたはタップ
任天堂スイッチやポート開放番号が多い場合DMZを適用
沢山ポート番号を設定しなければならない場合や、任天堂スイッチ等はDMZを適用してください。
セキュリティメニューからDMZを開きます。
- 有効に必ずチェックを入れます
- DMZ IPアドレスにポート開放したい端末のIPアドレスを指定するだけ 例、192.168.2.30
- 適用を必ずクリックまたはタップ
以上でポート開放完了ですので接続できるかをお試し下さい。
説明は以上ですが、どうもうまく出来ない、設定手順がわからない場合は気軽にコメント欄までご質問下さい。
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